硯に向かいて

ただの垂れ流し 今はこちら https://inkstone2525.hatenablog.com/

美とは(前)

 

朝起きる。前の仕事やっていた時のアラームのまま。738分。細かいけど、起きてから2分弱の余地を含め、歯磨きして顔洗って髭そってスーツ着てっていうのが758分過ぎまでにできたら、ちょうどよく間に合うという習慣でやっていた。ちなみにこれで遅刻したことはない。男は楽でしょうがない。

 

ぐだぐだしながら温蕎麦の朝ごはん。具材は豆苗と大根おろしと温玉。七味唐辛子かけて。食べながら京都の梅スポットを検索。京都府立植物園とか気になったけど、この前演劇見に行ったとこ辺りに3箇所固まっていたから、梯子しようと決めた。下鴨神社京都御苑、二条城の順番で。

 

で、その後で二度寝したのが良かった。順番は逆になったけど、逆の方がほんとに楽しかった。

 

ところで、今回の1人梅花見は、自然の補給もあるけど、意志エネルギーの補給っていう意味合いもある。意志は抽象的だから、もう少し分かりやすくしたら、精神的なフットワークの軽さを自覚するということ。何かをしようと思ったら、それは現実化しているっていう現象が知覚できるという。したいことがいっぱいあって現実化できないのは、脳内タスクが溜まって、余裕がなくなる。

 

 

そうして、戻ってきて。

 

二度寝したあと、すぐに出発した。二条城が入園時間4時までで、三条に着いたのが320何分かだったから、やむを得ず、地下鉄に乗った。京都の地下鉄は中学の時の修学旅行の自由行動で乗る線を間違えて集合時間に間に合わなくてペナルティを食らったという苦味しかないのだけど、今や普通にたどりついた。

 

 

二条城。

 

綺麗は綺麗だった。周りを見るとグローバル的な感じだったのはともかく。

 

庭園に凄くシャッターが切られたのだけど、京都の風土なのか、自然を加工した美に重きを置いているのかな。僕はこういうのも嫌いではないけれど、自然的な視点で食べられるものではない。これを維持するために誰かがせっせと整備したんだろうなっていう影が見える。

完全に人工物だとして表現するなら分かるし、それだったらもっと面白く鑑賞できるけど、きっと、自然物の範疇としたいのだろうなって。園内は桜のメインのために工事中だった。どうやって梅林に行くのか迷うくらい。

 

梅林は、綺麗だったけど、なんというか物足りない。この時考えていたのは、花って植物の生殖器官なのになんでこんなに綺麗なのだろう、媒介になる虫だけに都合良く生成されても良かったのに、いや、人間も媒介物に含まれているのか、みたいなことを考えていた。

 

 

前編終了。