硯に向かいて

ただの垂れ流し 今はこちら https://inkstone2525.hatenablog.com/

鏡面

今日は少しトーンダウン。夜少し外に出たら月の光に癒やされた。厳密に言ったら太陽の光だけど、月の方が好き。月光浴。

 

 

さておき。

 

なんだか完璧にかっちりした理論的な文章か、完全に破綻したぶっとんだ文章かどちらを書きたい気分。説得力があるかどうかじゃなくて、通じるかどうか。専門書だって通じるかどうかで収集率が違う。

 

 

情報は伝達すればするほど毀損するらしい。他人に何かを伝えたいと思うときのもどかしさはここにある。僕は伝えたいじゃなくて、伝わったら僥倖くらいにしか思っていないからここに齟齬は感じていない。他人に期待しないって世界が平和になる1つの方法だと思う。世界っていうと仰々しいから、主語は自分でもよろしい。

 

説得力っていうのも、基本的には情報そのものじゃなくて、誰が言っているかっていうのとその人が説得的だと思うかどうかに依る。信頼関係がある人の言葉は無条件に入るけど、同じ言葉でも全く知らない人のは受け入れらないとか、自分に都合のいい情報しか取り入れないとか。

 

こういう意味では、世界は恣意的にできている。

だから、法律が必要になった。サイコパスだけが犯罪を犯すとかルール違反をするならきっと要らなかったはず。普通の人が普通に外れるから、統制する必要があるということ。我関せずとか対岸の火事みたいな人は潜在的に統制されている。

 

 

 

ともあれ。

 

人が可愛らしく見える論。

 

強い言葉を使ったり捲し立てたりする人はマウントを取って優位に立たないと人と関われない裏返しだし、会話が滞りない人もきっとそう。

 

ホムンクルスっていう漫画があるのだけど、人は形だっていうフレーズは至言だと思う。数センチの体の作りで優位になったりコンプレックスになったりする。声で言ったらコンマ何オクターブかな。

 

ネット社会が発達したのもきっとこの辺り。匿名的な世界では自分が解放されるっていう期待。知恵袋とかもその下りかも。精神的マウント傾向。結局は自分の反映だから解放されることなんてないのだけど。

 

誰かより優れていないといけないっていう観念を作り出しているのは義務教育だよなぁ。大人になったら普通に分かると思うけど、人にとって大事なのは数値化できるところじゃなくて、人格。人格には教養も含まれているから、学力は要素ではあるけれど本質ではない。

 

常識をやたらと重視するのは調教済みの精神だし、ってことは、調教しないとこの社会では生き残れなかったってことで。

 

あぁ僕?

僕は、ここに居るときと現実がほとんど変わらない。言えないことを日記で発散しているのではなくて、まとまった発言を聞いてくれる人ってあまりいないからっていうだけ。違うな、会話はテンポの方が大事だから。僕は人の自分語りを聞くのは大好物だけど。

 

 

ちょっと仕事の話。

 

この職場に残る気はないのが大前提。年末に切るって言われたことは忘れない。根に持っているっていうのではなくて、他人の中身まで見ていないなっていう不安要素から。

 

そうして、なんだか職場の人が可愛らしく見えるという話。

縛られているって言ったら語弊があるかもしれないけど、割と皆マウントを大事にしている。会話とか雑談を聞いていても、基本的には自分の立ち位置を守るとか自分の立ち位置を前提としたとかそんなの。

 

これを踏まえたら、関わり方なんてなんとでもなる。

マウントじゃないけれど、こっちから発話したら僕の意向で操作できるっていう。発話のメリットは、主導権を握れるっていうこと。相手は否が応でも発話に対して対応しなきゃならない。発話数が多い人苦手だなって漠然と思っていたけど、判然とした。

 

相手に興味があるから会話をしているんじゃなくて、自分が優位に立てるから発話しているだけ。

 

僕の発話はだいたい抑制している。

発話し出すと相手の本質にひっかかるとこまで聞きたくなるし。

 

 

っていうところからすると、僕が最近人生楽しくなっているのは人と関わるところなのかなって。人と関わるときに自意識なんて全く必要ないっていう発見とか、好きに発言すれば良かったっていう過去の教訓とか諸々。

 

そうして、僕は基本的に人と関わりたい人なのだなっていうことも知りつつある。

もちろん限定付きだけど、人って宇宙に等しいくらいの情報が詰まっているから。

 

 

で、人って想定外に弱いから、弱い所を突くっていうこともきっとできる。

あまりやっていないつもりだけど、観察していると無意識でやっている。僕をやめとけって思うのはこの部分。

 

 

僕は割とカメレオン。

この精神を持ってタイムスリップしたい。

 

 

次は、人(母)の固定観念を淡々とぶち壊すところかな。

 

 

おしまい。