後編
冬は良い。剥き出しになる。日本の四季は東北以北にならない限りあまり重篤ではないけれど、生まれた季節と性格の相関性っていうのはきっとある。占いっていうより、生まれでた瞬間の世界はこういうものなのだっていう刷り込み?
春生まれだから、季節的に近い人とばかり関わりがあるけど、冬に焦がれる気分は
ある。
冬といえばback numberになっている。
泣きそうになる。これは空前絶後で自分が対外的に感情的だった世界が反応するから。なかなか無防備だった時代。今でも他人の前で泣くことは別に恥じだとは思わないけど、泣けるような状況がない。一人だと漫画読んで泣いたりするけど。
一人だと本当に感情的。
ところで、人が環境に無防備だっていう話。
他の動物と比べてこんなに毛がないのはおかしくないだろうか。毛深さの誤差はあるけど、毛深い人でも寒さに耐えられるくらいの毛量はないし。進化論を自説として採り入れている人はどういう説明ができるのだろう。
衣服が発達したから体毛がなくなったっていうのはありそうだけど、体毛も在ったほうが
暖かくはなかろうか。
人間も自然だっていうけど、体毛に関しては明らかに何か人工臭を感じる。
他の動物と比べて滑らか過ぎるし、脆弱過ぎる。
個人的には生物外の何かのDNAの抑制だと思っているのだけど、あまり言わないでおく。
もう少し現実っぽい話をしとこうか。
って言ってもあまり現実生きてないなって感じなのだけど。
現実ってなんでしょう。
と問われて、言語化できる人はいくばくか。
だいたいの人は仮初の現実の一生を過ごす。
精神を肉体の範疇でしか捉えらない層。
精神と肉体はつながっているに違いないってほんとにそうなのか。
本当に響いた事象って、精神はいくらでも時空を超える。
喜怒哀楽でしか言語化できないから、外に表すると希釈化されるけど僕の中ではすぐにその瞬間に立ち戻る。
そう考えると、僕に人間関係もっと構築しろっていう人がそこまでの関係性を構築しているのかっていうのは疑問。
関係する人を増やしたらその関係のなかでの自分は肯定されるのだろうけど、それでは僕が存在していいことにはならない。
卑屈じゃない。
歯痛なんてどうでも良いくらいに常々痛い。
ことに無感覚。
おしまい。