独自論
また凡ミスをしてしまった。凡ミスの割に印象を悪くするものでちょくちょくやっているものだから、なかなか質が悪いやつ。ただ、あまり落ち込んではいない。このミスには色々と要因があって、いくつかは潰してきている。そうして、今日の要因も自己分析できたから、その要因を除けば良い。問題は、どこまで職場が待ってくれるかというところだけど、まだ最低三ヶ月半はある。三ヶ月半というと、自分がその時点でどうなっているか分からないくらい途方もない時間。
あとは、なんとなくだけど、この話書いているとなんとなく邪気を感じる。
もしかしたら淀みがあるのかもなぁ。まぁどんな仕事場でも多少の邪気はあるか。
それに対抗できる元気が必要。
さておき。
髪を乾かしながら読む枠には、小説の読み返しを入れている。今は白石一文さんの「どれだけの愛情」っていう本。中身はともかく、「女性には辛いときや悲しいときに独りで泣くという特技がある。それと同じように一人で料理をする特技もあると思っている。」みたいなフレーズがでてきた。その後出てくる料理はほうれん草のチャーハンと冷凍餃子のスープだった。調理時間は15分。は、ともかく。
これは男性作家が表現する女性性で、読んだ人のだいたいが共感を覚えるものなのだろうなと想像した。これを固定観念だと評価するのは行き過ぎか。という観念では、僕は一般的に思われている女性性を結構採り入れている。料理は女性がやるものだっていう観念は歴史をどこまで遡るのが起源になるのだろう。ただ、職業としての料理人は男性が起源な気がしないでもない。
起源というか、何処で見たかは忘れるくらいの刷り込みレベルで、原始時代では狩りは男がやって、女が家を守っていたっていう歴史みたいなものがあるけど、これは証拠として残っている訳ではなく、それを歴史として記述したときの価値観がそうだったというだけだと思う。僕の価値観で想像するに、原始時代は男女関係なく身体能力が高い人に狩りが割りあてられて、強い個体が生殖的に優位だったではなかろうか。
まぁ、良いや。
今日はカブと生姜の三倍酢っぽい浅漬を作って、今度はガリを常備菜にしようと思っている個体は単なる突然変異で。
それとは別に、男性観と女性観はなんだか相対化しているなぁという感覚。
おそらく個人主義が浸透してきているのだろうけど、動画見ていると広告で、セーラームーンは女性だけのものじゃないみたいなのも聞くし。僕の子供時代ではありえない商業戦略。
これが良いことなのか悪いことなのか分からない。フェミニストとしてはいい傾向なのかもしれないけど。
ただ、1つ思うところが、こういう個人主義化は少子化の要因の少なくない領域を占めているという気がしないでもない。子供を作って育てるっていう観念が男性性と女性性の起源であって、種じゃなくて個で捉えたら、そこに縛られる必要はないから。これって個人レベルで考えると解放だけど、国家レベルでみたら破綻に向かうしかない。
旧来の観念で子供を作ることが通じないなら、選択肢として利益があるということをしめさなきゃならない。まだ僕の年代まではぎりぎり旧来でなんとかなるかなと思うけど、ここから先のことは分からない。
こういうことを考えたのは、よく読んでいるブログで、人の対立が2極化しているのではないかっていう話が出ていたから。政治的なニュースはあまり知らないけど、今は次の段階の冷戦状態にあるとかなんとか。
この話はあまり知らないけど、僕は国連とか国際機関をあまり信じていない。
なぜかって、どの国も世界全体みたいな視界はなくて自国の利益しか見ていないから。自国民までもいかない。
規模が大きいから見えにくいけど、要は生徒会の会合みたいなものと変わらないのでは、という認識。ゲーム理論の話っぽいけど、これは何回も読み返すという前提の一回目だから表現できる話ではない。今思いついたのはお互いに自分の主張しか通そうとしない中での最大限の利益を探るもの。なんとも建設的でない理論だけど現実的ではある。
最後。
こういうことを踏まえた、なんの後ろ盾もない独自説。
対立っていう概念について。
確かに一番てっとり早い自分を確立する手段は、自分より悪い人が居るとか自分はこうはならないっていう敵を作って相対的に把握すること。これは歴史的に国家が使ってきた
手段であって、自己の歴史とか現代を振り返ってもきっと当てはまる。現実的。
これで生きられるなら時代的に正常で何の問題もない。
でも、これで納得できない種類の人も居る。
考える人達。
こうなってくると、色んな観念を吸収して、自分独自の考え方を確立するしか生きていく術がない。世の中で通用している考え方って、だいたいは通じるけど、個人のためにあるものではないから、自分用に加工する必要がある。個人主義を語るなら後ろ盾ない個人で語る所まで突き詰めて欲しいと思うけど、そういう人って、書籍の中がほとんど。
数学の本をかってうきうきとか、概念の話とかは今日は無理だな。
おしまい。